前東洋太平洋バンタム王者で同級6位の栗原慶太(30=一力)が王座返り咲きに成功した。同級王者の千葉開(29=横浜光)に挑戦し、2回2分7秒、TKO勝利を収めた。

1回からアグレッシブに攻めた栗原は2回、右フックでぐらつかせると左フックから右強打でダウンを奪取。立ち上がってきた王者に強打をたたき込み、レフェリーストップ勝ちとなった。

昨年9月に12回TKO負けを喫していた千葉と約6カ月ぶりの即再戦だった。早期TKO決着でベルトを取り戻した栗原は「(即再戦を)受けたのは自分ですが、すべて不安でした。この半年はめちゃくちゃ短くてすごく不安な日々でした。本当にきつかったです」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

レフェリーストップとなるとリング上で雄たけびをあげ、東洋太平洋王座の赤いベルトをみつめていた。