KNOCK OUT－REDスーパーバンタム級王者の壱（いっせい）・センチャイジム（25）が大一番を控えるいとこに勝利のバトンをつなげなかった。
4月8日、東京・有明アリーナで無敗の人気格闘家でプロボクサーに転向した那須川天心（24＝帝拳）のデビュー戦の相手となる日本バンタム級4位与那覇勇気（32＝真正）がいとこ。与那覇と“共闘”し、会見などで同じ決めポーズを取っている王者壱はスーパーバンタム級3分3回のスーパーファイトで響波（22）と対戦したものの、3回2分13秒、KO負けを喫した。
アルフィーの名曲「星空のディスタンス」で入場した壱は体格で上の響波に対し、左ハイキックや連打で攻め、2回にはひじ攻撃で相手の右目周囲を切り裂いた。最終3回には先にダウンを奪ったものの、逆に左フックなどを浴びて計3度のダウンを許してKO負けとなった。試合前日会見で壱は「ボクのいとこが天心選手とボクシングで決まっていて、与那覇家に流れが来ているので、勇気につなげるためにも負けられないと思っています」と臨んだスーパーファイトだったが、勝利のバトンを届けられなかった。
