プロボクシングWBOアジア・パシフィック・ウエルター級王者佐々木尽(21=八王子中屋)が米ラスベガス合宿で現役世界王者らとの激しいスパーリングを消化した。

12日、所属ジムが報告したもので、WBA世界ミドル級王者エディスランディ・ララ(キューバ)をはじめ、元IBF世界ウエルター級王者フェルナンド・バルガス氏(メキシコ)の長男バルガスJr.、アマチュアで17年世界選手権銅メダルのフリューディス・ロハス(米国)と拳を交え、レベルアップを図っている。

7月8日、東京・八王子エスフォルタ・アリーナで星大翔(23=角海老宝石)との2度目防衛戦を控える佐々木は「ラスベガスに来て1週間が経ちました! 日本とは違う環境での生活で刺激があってすごく充実していて楽しいです! 普段日本ではできない選手達と拳を交えられることができて、なんだか少年時代に日本でヘラクレス(オオカブトムシ)を捕まえられるはずがなく超激レアだったけど、海外に行ってたくさん捕まえているような気分です。あと10日間、さらにいろいろと吸収できるように頑張ります」と所属ジムを通じてコメントした。

また佐々木とともにラスベガス合宿中の21年全日本フェザー級新人王の渡辺海(20=ライオンズ)はバルガス氏の次男アマド、IBF世界フェザー級王者ルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)らとスパーリングを消化。佐々木と同じ興行に出場予定で「ラスベガスに来て違う環境で練習をしていろんな選手を見て1つ1つが自分の勉強になってます! 日本ではいないようなファイトスタイルと手を合わせて日本人じゃあ味わえない緊張感がありすごく勉強になってます! あと10日間、気を抜かずに全力で練習に取り込みます!」とコメントした。

なお2人は22日に帰国する。