プロボクシング前WBOアジア・パシフィック・スーパーフェザー級王者木村吉光(26=志成)が8月24日、東京・後楽園ホールで再起戦に臨むと21日、発表された。

所属ジム主催となるLIFETIMEBOXING16大会でジャスティン・テソロ(フィリピン)と同級8回戦で拳を交える。同日、東京・目黒区の所属ジムで会見した木村にとって今年1月、力石政法(緑)に5回KO負けを喫して王座陥落して以来のリング。「昨年は『23年に世界王者になる』と自分と約束していた。防衛に失敗してそれは遠のいたが、今回、勝って次の試合を組んでもられば。世界ランキングにも戻っていければいい」と強い決意を示した。

王座陥落後、香川県の実家に戻り「引退しようと思うと親にも伝えていた。1カ月半、2カ月は休んでいました」と明かした。ただし負けた直後、担当の野木丈司トレーナーから「これでやめるつもりではないよな」と言われていたことが頭から離れなかったという。帰省中に野木トレーナーから2月の鹿児島・徳之島での走り込み合宿の連絡が入った時、現役続行を決断した経緯がある。

また木村は配信サービスABEMAの恋愛オリジナル番組となる、2つの島で毎日メンバーを“シャッフル”しながら、運命の恋を探す7泊8日のラブバカンス。「シャッフルアイランド」新シリーズに出演していることも明かした。

約3週間のタイ・プーケットで撮影ロケに参加。参加理由について「恋愛がしたかったのと、ボクシングのことを、いわゆるZ世代にも知ってもらえたらと思った。イケメンボクサー? 自分で言うのも何ですが。鼻を折られないように気をつけたい」とキッパリ。ボクシングでも恋愛でもナンバーワンを目指す意気込みをみせていた。