アマ70戦11敗を誇るトップアマ斎藤麗王(25=帝拳)が逆転TKO勝ちでプロデビュー4連勝を飾った。21年全日本スーパーフェザー級新人王の李鎮宇(27=角海老宝石)との同級8回戦に臨み、8回1分37秒、TKO勝ちを収めた。2回に右カウンターを浴びてダウンを喫したものの、中盤以降に反撃を開始。両者ともに鼻血を出しながら打ち合った。最終8回、斎藤がワンツーやアッパーで李を追い込み、最後にレフェリーストップ勝ちした。

両者はアマ時代に対戦しており、斎藤が負けていた。今回は李からの対戦をオファーを受け、プロに舞台を移しての再戦だった。試合前、斎藤は「ずっとアマ時代から知っている人はリベンジ戦として見てくれると思う。プロから見てくれる方は、どんな試合になるのかと思ってくれる。KOを狙うつもりはないが、良いパンチが当たればいいし、ポイントでもフルマークでも完封するぐらいの試合はみせたい」と意気込み、リングに立っていた。