元WBA、WBC世界スーパーウエルター級王者輪島功一氏(80)の孫・磯谷大心(22=輪島功一スポーツ)がB級(6回戦)初勝利と連敗脱出に成功した。ウエルター級6回戦で浜野秀平(31=E&Jカシアス)と拳を交え、2度のダウンを奪って3回2分11秒、TKO勝ちを収めた。
22年11月、東日本新人王決勝で敗れてから続いていた連敗を「3」で止め「ずっと勝てていなかったので、やっと勝てました」と安堵(あんど)の笑み。リング上でも歓喜の雄たけびをあげた。
序盤から上下にジャブを散らし、ワンツーで攻め込んで主導権を握った。4年3カ月ぶりのリングとなる浜野を追い詰めると、3回には右フックでダウンを奪取。さらに立ち上がった浜野を左フックで倒してレフェリーストップに追い込んだ。トレーナーの父和広氏は「練習でやってきたことが出せていない。(100満点で)30点」と厳しい評価。その採点を受け入れつつ、磯谷は「まだ(経験が)足りないですね。でも今年は1勝したくて絶対に勝ちたかった」と笑顔。22年9月以来となる勝利を挙げたことを収穫にあげた。
試合後には21年5月に結婚し、同年8月に長男蒼大(そうた)くん(2)が誕生していたと報告した。試合を視察していた輪島氏にとってはひ孫が誕生していたことになる。同氏は「ひいじじいだよ」と満面の笑み。孫の磯谷が連敗を脱出してたことをうけ「緊張して気合を入れてやれと言ったんだ。自分の力を出せなければ負ける。チャンスをものにしないと勝てないから。相手もパンチが強かったし、良い試合でした」と期待通りのTKO勝ちに喜んでいた。

