元年俸120円Jリーガーで20年末から格闘家に転向した安彦考真(45=YS横浜)が27日、都内で行われた体育会学生向けイベント「VISION SUMMIT」内で実施した学生の自己PR大会「VISION PITCH」に登壇した。

体育会学生が自身の魅力などを3分間でプレゼンし、就職活動への活用や、自己理解を深めることを狙うもの。安彦は発起人とアンバサダーを務めている。SNSに相談のメッセージを受けたりすることが多いことなどから今回の仕組みを思い立ったと語り「昔やっていた『スター誕生!』の就活版みたいなものをやりたいなと思いました。『自分はこんなビジョンや思いがある』と熱く語って、企業側が心を打たれれば『ぜひうちで』と。人の心を動かすような学生の思いを聞きたいと思いました。3分で人生を狂わせてほしい」と呼びかけた。

この日は事前審査を通過した5人の学生による最終審査を実施。安彦や企業の社長らが審査員となってそれぞれの思いに耳を傾けていた。

◆安彦考真(あびこ・たかまさ)1978年(昭53)2月1日、神奈川県生まれ。高校3年時に単身ブラジルへ渡り、19歳で地元クラブとプロ契約を結んだが開幕直前のけがもあり、帰国。03年に引退するも17年夏に39歳で再びプロ入りを志し、18年3月に練習生を経てJ2水戸と40歳でプロ契約。出場機会を得られず19年にJ3YS横浜に移籍。同年開幕戦の鳥取戦に41歳1カ月9日で途中出場し、ジーコの持つJリーグ最年長初出場記録(40歳2カ月13日)を更新。20年限りで現役を引退し、格闘家転向を表明。22年2月16日にRISEでプロデビュー。プロ通算2勝1分け2敗。175センチ