プロボクシングWBA世界スーパーフライ級王者井岡一翔(34=志成)の挑戦者となる同級6位ホスベル・ペレス(28=ベネズエラ)が井岡と初対面した。31日、東京・大田区総合体育館で井岡に挑むペレスは29日、都内で行われたWBA世界同級タイトル戦の調印式に出席。WBAスーパーバイザーのホセ・オリバー・ゴメス氏の立ち会いのもと調印書にサインし、タイトル戦が成立した。

グローブチェックも行われ、えんじ色の日本製を選択した井岡に対し、ペレスは青色のメキシコ製を選択。両者は求めに応じて約15秒間、フェースオフ(にらみ合い)も展開した。ウエートもリミット(52・1キロ)まで残り1・5キロまで落としていると明かしたペレスは「自分に集中している。タイトルをいただく。大きなチャンスを必ずものにしたいと思う」と意気込みを示した。

愛称は「アバランチャ(雪崩)」。前に前に出てパンチを繰り出すスタイルが由来だ。通算戦績20勝(18KO)3敗で、KO率78%を誇る。思い切りの良い左右からのパンチを繰り出す好戦的なタイプとなる。グローブは拳のパワーが伝達しやすいとされるメキシコ製(レイジェス)を選択。KOで決着をつける構えだった。

なお井岡-ペレス戦はABEMAで無料生中継される。