27日の全日本プロレス八王子大会で、斉藤ブラザーズが持つ世界タッグ王座に挑戦する本田竜輝(23)&安斉勇馬(24)の「ニューピリオド」が王者組を襲撃した。

この日、都内の全日本プロレス本社で世界タッグ王座戦に向けての記者会見が行われ、王者組と挑戦者組が出席。会見終了後、会場を出ようとした斉藤ブラザーズの背後から、ニューピリオドが襲いかかった。

本田が斉藤ブラザーズの弟レイの背中を目がけてパイプイスを投げ付け、安斉はジュンに殴りかかった。ニューピリオドの2人で斉藤兄弟をKOし、高笑いしながら会見場を出て行った。フラフラになりながら起き上がったジュンは「ぶっ倒してやるぜ」と王座戦で借りを返す意気込みを示した。

王者組は前日21日にGLEATの大阪大会に参戦。G-INFINITY王座10度目の防衛に成功し、この日の朝に帰京していた。会見ではレイが「昨日、大阪でGLEATの試合だったんだけど今朝、帰ってきて眠くてな」と缶コーヒーをグビグビ。甘党のジュンも会見中にスイーツを食べ始めた。

完全に挑戦者組をなめきった態度の斉藤ブラザーズに対し、本田は「ほんとどうしようもないね、このチャンピオンは。今すぐオレたちがベルトを取って、こういうものをなくしたいね」とあきれた様子。

安斉も「忙しいアピール、疲れてるアピール、寝てないアピール。テスト前の中学生みたいなことをおっしゃってますけど、プロとして体調を整えるのは当たり前。27日八王子までにはベストのコンディションにしてもらって、それを僕たちが上からたたきつぶして、チャンピオンになりたいと思ってます」と勝利宣言した。

さらに安斉は「斉藤ジュンが最近『甘いものが好きだ、あんこが好きだ』って言ってますけど、僕のスイーツ好きとかぶっているので、そこもどっちが上なのか八王子で見せつけたいと思います」と全日本を代表する甘党は自分だと主張。その後、会見が終了し、試合まで待ち切れなかった挑戦者組が王者組を襲撃した。

昨年の世界最強タッグ決定リーグではニューピリオドが斉藤ブラザーズに勝利している。遺恨が深まった両者が八王子でどのような戦いを見せるのか注目だ。