キックボクサーからMMA(総合格闘技)ファイターに転向した皇治(34)が「エンターテインメントとプライベートで(ケンカ)するのはちょっと違う」と、「BreakingDown(ブレイキングダウン)」等でみられる選手同士の本気の小競り合いについて苦言を呈した。

立ち技格闘技のK-1は8日、「K-1ワールドMAX2024」(3月20日、代々木第1体育館)の追加対戦カードを発表。総合格闘家の秋山成勲(48)と皇治が推薦する選手が激突する“代理戦争”となった。追加されたカードは

▼K-1スーパーヘビー級3分3R延長1R

クォン・ジャンウォン(26=韓国/元MAX FCヘビー級王者)

VS

安藤優介(33=猛者連 team OGRE/元IKCヘビー級王者)

秋山とともに会見に出席した皇治は自身が主催する格闘技大会NARIAGARIで活躍する安藤に向けて「しっかりK-1で成功して、こういうのを自分の力でつかみとってほしいです」とエールを送った。

その上で「今、オレが言いたいのは、周りの人への感謝と初心だけは忘れずにね。自覚をもって格闘技界を盛り上げていって欲しいなと思ってます。エンターテインメントとプライベートで(ケンカ)するのはちょっと違うので。そこをしっかり分かってやっていってほしい。それをこういう大舞台に上がっていく選手たちが伝えていってほしいですね」。格闘技のあおり合いはあくまでエンタメであって、本当の暴力になってはいけないと強調した。

皇治は「やばいな、金八先生みたいな感じになった」と照れ笑いしていた。