挑戦者の同級2位・矢吹正道(32=LUSH緑)が3度のダウンを奪う9回TKOで938日ぶりの世界王座奪還を果たした。
王者シベナティ・ノンシンガ(25=南アフリカ)と息詰まる主導権争いから8回終了間際に連打でダウンを奪い、9回も2度のダウンで1分50秒、レフェリーが試合を止めた。矢吹は今後、同級の防衛戦はしないと明言し階級を上げるか、世界王者のまま引退を示唆した。
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「矢吹一家」も世界王座奪還に歓喜した。9月にジュニア全国大会を制した長女の夢月さん、長男の克羽くんも試合後、リングに上がって喜びを爆発させた。夢月さんは「お父さん、サイコー」。17歳で矢吹と結婚した恭子夫人は「けがもあって不安はありましたけど、KOで勝ってくれるんじゃないかと予感はありました。家では普通のお父さん。今日はかっこよかったです」と笑顔だった。

