東洋太平洋ミニマム級タイトルマッチ12回戦で、同級王者石井武志(25=大橋)が初防衛に成功した。

メインイベントで、同級3位伊佐春輔(26=川崎新田)の挑戦を受け、5回1分42秒、KO勝ち。右フックでダウンを奪って仕留めた石井は「思った通りの試合をやるのはなかなか難しい。今日、勝てて少しほっとしている。大橋会長、還暦おめでとうございます」と笑顔。8日に60歳の誕生日を迎えた同会長にささげるKO勝ちの初防衛成功となった。

スピードとステップワークを得意する挑戦者から接近戦を仕掛けられた。石井は「驚きはしなかった。1回から自分の距離で戦ってくれた」と歓迎していたという。3回に持ち前の軽快なステップで動いた伊佐を追いながら「倒しあぐねて楽しい戦いができた。感触あるパンチはいくつかあった」と得意の強打でダメージを与え続けた。ボクシングでは初メインだっただけにKOへのこだわりもあったそうで「少し力んだところある。メインなので倒して締めないとと思った」と苦笑しながら振り返った。

KO初防衛となった石井だが「まだまだ世界には程遠いが、突っ走っていきたい」と謙虚な姿勢。WBA世界同級2位でWBOアジア・パシフィック同級王者の高田勇仁(26=ライオンズ)とのアジア王座統一戦にも前向きな姿勢だった。