【リヤド(サウジアラビア)27日=藤中栄二】4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(32=大橋)が歴代1位となる世界戦27連勝で防衛に成功した。無敗挑戦者となるWBC世界同級2位アラン・ピカソ(25=メキシコ)と拳を交え、3-0の判定勝利を挙げた。歴代単独1位となる世界戦27連勝で数人のレジェンドしか成し遂げていない「年4度防衛」にも成功。日本-メキシコ対抗戦が軸のRING5「ナイト・オブ・ザ・サムライ」興行を総大将として白星で締めくくった。

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サウジアラビアで日本人の世界戦初勝利を挙げた井上が26年、27年と年1回、同国興行に継続参戦することが27日、濃厚となった。昨年11月、同国総合娯楽庁の推進する政府直轄プロジェクトとなるリヤドシーズンと推定30億円の複数年スポンサー契約を結んだ。この契約には試合契約条項は含まれておらず、今回も1試合契約のみ。井上陣営とサウジアラビア側も日本-メキシコ対抗戦を軸とした今回の第1弾興行の成功が継続参戦の必須条件としてとらえていた。

井上の大ファンという同国皇太子のいとこ、ムハンマド・ビン・ファイサル・アル・サウード王子の大きな後推しも大きい。井上は「来年も、そして年1回はサウジアラビアで試合をしたい」と意欲。世界ボクシングの新たな中心地として活気を帯びる同国での興行に前向きな姿勢だけに交渉もスムーズに進みそうだ。

井上尚弥が判定勝ち 世界戦27連勝の世界新記録 年間4度防衛成功の「偉業」/ライブ詳細>>