プロボクシングWBC世界ライトフライ級2位岩田翔吉(30=帝拳)が15日、横浜BUNTAIで同級王者ノックアウト・CPフレッシュマート(35=タイ)に挑戦する。13日には横浜市内のホテルで公式会見に臨み「この試合に向けて4カ月間しっかりと準備してきた。スピード、パワー、テクニック、フィジカルでも上回れるような練習をしてきた。自分自身、日曜日の試合が楽しみ」と高揚感を口にした。

昨年3月、レネ・サンティアゴ(プエルトリコ)に判定負けを喫して王座陥落。在位期間はわずか5カ月間だった。その後、闘志がわき起こらない状況が続いたが、新たにコンビを組んだ田中繊大トレーナー(53)の指導のもとで「吹っ切れた。今までになかったパフォーマンスをみせられると思う」と気合を入れ直している。

挑戦する王者ノックアウトが母国の現役陸軍に所属し、軍の技術者として働いていると知ると、さらに気持ちが引き締まった様子。

岩田は「タイ陸軍のドキュメンタリー番組をみたことがあるが、はんぱでなく、規律がしっかりしている。かなりチャイスー(闘う心、折れない心)でないとやってこれないと思う」と警戒心を示した。

WBA世界ミニマム級王者時代、10年間で16度防衛に成功しているノックアウトはボクサー転向前にはムエタイ戦士としてルンピニースタジアムの王者として君臨していた。その当時のことも知る岩田は「小さい頃からムエタイの試合もみているので、ノックアウト選手がルンピニーの王者時代、レベルが高かった印象がある。本当に生物的に強いだろうなと思う。タイのレジェンドのチャンピオンとしての老獪(ろうかい)さ、経験もあると思う。そこも感じながら自分の流れに持っていきたい」と挑戦者魂を燃やしていた。