クロマティvs立川戦が大みそかに実現か

 大みそかの四角いリングで、季節外れの巨人-ロッテ戦が実現する!

 12月31日のDynamite!!(京セラドーム大阪)で、元ロッテ4番打者立川隆史(32)と元巨人ウォーレン・クロマティ(54=米国)の特別試合が計画されていることが17日、明らかになった。今年、立川はK-1、クロマティはハッスルのリングに上がっている。K-1を主催するFEGの谷川貞治イベントプロデューサー(46)は「大みそかの巨人-ロッテ戦を実現させたい」と実現へ意欲を見せた。

 格闘技の枠を超えた仰天マッチが急浮上した。プロ野球から初めてK-1に転向した立川と、巨人軍史上最強助っ人クロマティの一騎打ちが現実味を帯びてきた。谷川EPは「あり得ないカードですが、ぜひ年末のリングで巨人-ロッテ戦を実現したい」と意欲的に話した。

 2人の対決は10月中旬に谷川EPが思いついた。今月7日のプロ野球トライアウトで、谷川EPはともに視察した立川にクロマティ戦を直接打診。これに立川も「ボクのような実績のない選手がDynamite!!のような晴れ舞台に立たせてもらうのは夢のよう。ましてそんなカードを考えていただき、とても光栄です」と承諾した。

 立川を応援するロッテファンの存在が後押しになった。8月のプロデビュー戦に100人の応援団が駆けつけ、プロ野球式大声援で会場の空気を変えた。12月8日のWORLD

 GP決勝大会も、前座試合に出場する立川を目当てに、ロッテファンを中心に約500人がチケットを購入した。大みそかにクロマティ戦が実現すれば、野球ファンを巻き込んで、さらに注目されることは確実だ。

 残るはクロマティの意思確認だ。谷川EPは「ハッスルサイドを通して交渉することになると思う」と話す。クロマティは6月のハッスル・エイドに参戦しており、ハッスルに橋渡しを依頼する流れが濃厚。今年の巨人とロッテはともにクライマックスシリーズで敗れ、日本シリーズ進出を逃した。両チームのファンにとっても、番外“巨人-ロッテ”戦は、想定外のビッグプレゼントになる。[2007年11月18日8時35分

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