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第4回大相撲総選挙

取材後記

夏場所頑張った力士が強い/今村キャップ

夏場所14日目 稀勢の里は白鵬を突き落としで破る夏場所14日目 稀勢の里は白鵬を突き落としで破る
1位稀勢の里6位逸ノ城
2位遠藤7位白鵬
3位照ノ富士8位
4位安美錦9位妙義龍
5位豪栄道10位旭天鵬

 ひと言で言い表すと、私の予想は「ほぼ完璧」でした。多少の誤差はあれど、1位の稀勢の里、3位の照ノ富士の的中を含めて、予想した上位10人のうち9人がトップ10に入りました。「今、この力士がきているのでは」と思った通り。自分の感覚と周囲にズレがないことが、何よりの自信になります。

 それにしても、やはり直近の夏場所で〝頑張った〟力士が強いですね。白鵬を倒した稀勢の里、豪栄道はその通りとして、白鵬戦での粘りとその後に涙した安美錦、優勝して大関の座を射止めた照ノ富士、その弟弟子のために千秋楽で白鵬を破った日馬富士。伊勢ケ浜部屋3力士の上位進出は、特にそう感じます。

 反対に、夏場所で優勝を逃した白鵬や、2場所連続で全休だった鶴竜は初めて「神8」から落ちました。

 各力士、コアなファンからの固定票はあるとして「1人3票」の中にある浮動票をいかに手にできたか…。

 まさかのランクダウンした遠藤や、私が唯一予想を外した逸ノ城、その「表情」からネットで話題を振りまく千代丸は、夏場所での「勢い」が足りなかったということでしょう。裏を返して大胆に言えば、現在急上昇中の相撲人気は、決して固定力士によって成り立っているわけではない…と言えるかもしれませんね。参考になりました。

 この票数は、力士に対する皆さんからの「愛」であり「絆」です。ご参加、ありがとうございました。【相撲担当キャップ=今村健人】

逸ノ城14位は絶大な期待の反動/渡辺記者

夏場所3日目 旭秀鵬ののど輪攻めにのけぞる遠藤夏場所3日目 旭秀鵬ののど輪攻めにのけぞる遠藤
1位遠藤6位
2位逸ノ城7位豊ノ島
3位稀勢の里8位安美錦
4位照ノ富士9位魁聖
5位白鵬10位隠岐の海

 担当記者4人全員がトップ10入りを予想した逸ノ城が、何と圏外の14位。ここに総選挙に投票した相撲ファンの思いが、集約されているように思う。

 昨年の大躍進で、期待度は間違いなくNO・1。だが今年は、昨年ほどのセンセーショナルな活躍はしていない。絶大な期待の反動として「失望」がファン心理に芽生えたのか。私が1位に予想した遠藤も、昨年の2位から4位に後退。人気は根強いが、ファン心理の移ろいやすさか、期待が大きい分、成績を出さなければ新顔(照ノ富士)に抜かれる典型となった。

 気投票の上位には、相応に活躍し個性のある力士が顔をそろえたと思う。過度な期待はしないが、常に、成績なり、相撲っぷりであったり、言動が気になるような。稀勢の里ファンは、そのもろさも受け入れているだろう。安美錦には、たとえ負け越しても異能力士としての存在を示してほしい、とか。白鵬より日馬富士が上なのも「でも何かやってくれるのでは」という思いが票につながったのでは。私がトップ10に予想しなかった日馬富士、豪栄道、旭天鵬、妙義龍には、いぶし銀の輝きがある。決して上辺だけの人気投票ではなかったと正直、負け惜しみでなく安心した。【渡辺佳彦】

和製横綱への願望が票に表れた/木村記者

夏場所初日 今場所から大銀杏姿を披露した遠藤夏場所初日 今場所から大銀杏姿を披露した遠藤
1位遠藤6位照ノ富士
2位稀勢の里7位逸ノ城
3位8位妙義龍
4位豪栄道9位佐田の海
5位白鵬10位栃ノ心

 予想は、大はずれ。順位を度外視した上位5人でも、稀勢の里と遠藤しか入っていない。大好きな競馬か競輪なら完敗、今ごろは財布の中身がなくなり、いつものようにおけら街道を歩いていることになる。相撲の予想で良かった~と、ひと息ついてはいないが、お恥ずかしいかぎりだ。

 結果を見て感じたのは、やはり稀勢の里への期待の大きさ。06年初場所の栃東以来出ていない日本出身力士の優勝、さらに98年名古屋場所の若乃花以来誕生していない〝和製横綱〟へのファンの期待、いや願望が票に表れたのではないか。下位力士への取りこぼしが響き、期待を裏切られる場所が続いているが、それでも「あいつなら、やってくれるんじゃないか」という思いが積もり積もって、票を集めたんだと思う。

 他に気になったのは、3横綱の順位だ。最上位は日馬富士の5位で、史上最多優勝の白鵬は9位、鶴竜は11位以下の〝圏外〟。日馬富士の票が伸びたのは、13年九州場所から優勝が遠ざかっている分の「激励票」か、大きくない体でも抜群のスピードで魅せる「技術票」か、夏場所で弟弟子の照ノ富士の大関昇進を後押しした「男気票」か、それとも…。

 下手な予想はともかく、こうやって結果を見て楽しめることも、大相撲総選挙の醍醐味でしょう。【木村有三】

存在感を見せつけた稀勢の里/桑原記者

夏場所8日目 勝ち名乗りを受ける照ノ富士夏場所8日目 勝ち名乗りを受ける照ノ富士
1位照ノ富士6位遠藤
2位逸ノ城7位豪栄道
3位千代丸8位旭天鵬
4位白鵬9位宝富士
5位稀勢の里10位鶴竜

 稀勢の里の強さは本物でしたね !  はがきの段階では遠藤が優勢でしたが、一気に逆転して存在感を見せつけるあたりは、さすが〝横綱〟。土俵の上でもますます活躍してほしいですね。1位予想していた照ノ富士も多くの票を集めるところまでは合っていましたが、来年以降に期待したいと思います。

 1つ、もの申したいのは、2位予想した逸ノ城がなぜトップ10にすら入っていないのかということです。初日に白鵬から初勝利を挙げるなど、夏場所の大混戦を真っ先に演出したのに…。自己ワーストの5連敗を喫したものの千秋楽で勝ち越しを決めて、名古屋場所では関脇復帰も確実。ここでまた活躍してもらって、大関昇進も狙ってほしいです。

 相撲記者歴6カ月で初めて予想しましたが、今回は惨敗に終わりました。力士の場所中の活躍はもちろんですが、ファンの思いも結果に反映されるものなのだと分かりました。投票していただいた皆さんのコメントには、それぞれの思いが強く感じられ、はっとさせられるものもありました。そして、それを考慮した上でバッチリ的中させた今村キャップに、脱帽です。【桑原亮】

女性票が74%、相撲人気の高まり反映/佐々木デスク

夏場所5日目 金星を逃し悔し涙を流す安美錦夏場所5日目 金星を逃し悔し涙を流す安美錦
1位安美錦6位日馬富士
2位稀勢の里7位妙義龍
3位遠藤8位白鵬
4位照ノ富士9位豊ノ島
5位10位逸ノ城

 ハガキ投票だけで順位付けすると、1位遠藤、2位稀勢の里、3位照ノ富士、4位安美錦、5位白鵬だった。ネット投票だけなら1位稀勢の里、2位安美錦、3位照ノ富士、4位日馬富士、5位遠藤になる。両方を加えて、第4回大相撲総選挙の順位が決まった。

 ハガキは圧倒的に60歳代以上の投票が多く、男性が約55%。これがネットになると20~40歳代が全体の約9割で、男女比は女性が74%を占めた。2012年に実施した第1回は、ネット投票だけだったが半数以上が男性だった。最近は女性人気が高まっているといわれるが、今回の票の動きでもその傾向が表れた。

 今回の順位は、照ノ富士の大関昇進に絡む取組や人間模様が反映されたと思う。そんな中、稀勢の里の4連覇には、ファンの期待度の高さをあらためて実感させられた。

 もともと大相撲総選挙は、多くの人に大相撲への関心をより高めてもらいたいと願って始めた。順位は常に変動するし、どの力士のどこが好きかは人それぞれ。いただいたコメントは、我々取材者にとってもうなずけるものが多く、仕事をしていく上での参考になった。投票いただいた皆さま、ありがとうございました!【担当デスク=佐々木一郎】





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