西前頭4枚目の琴勇輝(24=佐渡ケ嶽)が、東前頭12枚目の千代大龍(27=九重)を押し出して、7勝目を挙げた。

 場所も終盤に入っているが、体は元気で土俵での動きもいい。「毎日、疲れを残さないようにケアしてますから」という琴勇輝のリフレッシュ法は、銭湯巡りだ。「部屋から車で15分くらいの所に何軒かあるんです」。そこで、炭酸泉につかって疲れを取る日々だ。

 兄弟子の大関琴奨菊は優勝争いの単独トップをキープ。「(琴奨菊に)『相手どうこうじゃない。しっかり自分の型で相撲を取ることに集中しろ』と言われている。考えて土俵に立っても、体が反応しないですから。大関は1つ1つが、いつもより大きく見える。勉強になります」と、尊敬のまなざしを送っていた。