大相撲の横綱稀勢の里(30=田子ノ浦)が29日、名古屋市昭和区の名古屋第二赤十字病院を慰問した。

 横綱の同病院への慰問は2年連続4回目で、がん患者ら32人を見舞い、サイン色紙をプレゼント。「お大事にしてください」などと固い握手も交わした。

 面会した患者らは誰もが感激の様子で、30日に白内障の手術を受ける91歳の小塚三千香さんは「サインを頂きましたので、これを持って手術に行きます。もう心配しないでいい」とうれしがった。

 中には左上腕付近のけがの心配をする人もいたが、稀勢の里は「今場所は初日から間に合うと思います」と約束していた。