前頭15枚目石浦(28=宮城野)はまわし待ったのハプニングがあったが、冷静に調子の良い同13枚目大栄翔(24=追手風)を破った。

 立ち合いで左を差すと結び目に手がかかってまわしが緩み、行司の式守錦太夫が相撲を止めた。頭を下げて上から覆いかぶさられる形だったが、再開後に先に仕掛けて下手ひねりで転がした。「しっかり自分の形を作ってと考えていた。それまでは勝負をしかけないように我慢した」と、狙い通りの相撲だった。