大相撲の新弟子が通う相撲教習所の卒業・入所式が1日、東京・両国国技館内の教習所で行われた。

 初場所で初土俵を踏んだ元横綱朝青龍のおいでモンゴル出身の豊昇龍(立浪部屋)は「高校に戻ったみたい。違う部屋の人と稽古するのは楽しみ」と話した。元横綱大鵬(故人)の孫で埼玉栄高3年の納谷(大嶽部屋)は春場所後に入所予定。

 スポーツ庁の今里譲次長は、元日馬富士の暴行問題など相次いだ不祥事に触れ「わずか一人でもやってはいけないことをすると相撲界全体が厳しい批判にさらされる。力士の手本になるべく、人間として研さんを積んで相撲界を支える力士になってほしい」などと訓示した。