大相撲の横綱白鵬(32=宮城野)が主催する「第8回白鵬杯」が12日、東京・両国国技館で行われ、貴乃花親方(元横綱)の兄で3代目横綱若乃花の花田虎上氏(47)が、白鵬とのトークショーにサプライズゲストとして登場した。

 本土俵の上に白鵬と並んでイスに座りトークを展開。00年春場所で引退して以来に国技館の土俵に上がったといい「良いですね雰囲気が。辞めて分かるものですね」としみじみとした。白鵬とは初対面で「大きいねー。やっぱり大きい」と驚きながらも「みなさん小さくても横綱になれるんですよ。僕みたいに」と子どもたちに呼びかけて笑いを誘った。

 司会の鈴木おさむ氏から相撲を始めたきっかけを聞かれると「10歳からです。始めたきっかけはわんぱく相撲というのあるんですが、小学校の担任の先生に『やってみないか』と言われたのが最初。それまでは父(故二子山親方で元大関貴ノ花)から相撲をやる? どう? という言葉は一切なかった」とエピソードを披露した。約15分間のトークショーだったが、元横綱日馬富士関の傷害事件に関する話題は出なかった。