横綱白鵬(34=宮城野)が世界的スーパースターから、優勝のお墨付きをもらった。

この日は平幕の妙義龍の動きをよく見て、突き落とし。5連勝で序盤戦を終えた。「(妙義龍は)何でもできる人だからね。引いてくれて、そこから無理せずにいったのが良かったかな」と慎重な取り口でつかんだ白星を満足そうに振り返った。帰り支度を整え、会場を去り際には、観戦に訪れていたJリーグのヴィッセル神戸FWルーカス・ポドルスキと記念撮影。気心が知れているようで、つかの間の談笑を楽しんだ。

そのポドルスキ、実はなかなかの相撲通だ。暇があればテレビ観戦を楽しんでいる。今場所前には九重部屋を訪れ、実際にまわしを締めて三段目と相撲をとった。相撲の魅力を問われると「立ち合い。あの一瞬でほとんど勝負が決まる。仕切りの前に、力士がどうやって集中力を高めていくか。その様子を見るのも楽しい」と説明してみせた。

では、今場所は誰が優勝するのか? ポドルスキは「ハクホー。5ウィン。5ウィンとゼロ(0敗)だからね」と即答していた。