白鵬(35=宮城野)が鶴竜(34=陸奥)との横綱対決を制し、13勝2敗で2場所ぶり44度目の優勝を果たした。2013年九州場所以来6年4カ月ぶりの千秋楽相星決戦は、第一人者が貫禄を示した。

大一番を制した白鵬は、息を切らしながら「もう…これで終わったなという感じ」と第一声。「不思議な感覚。モチベーションをどこに持っていくか」と、新型コロナウイルスの感染予防のため、史上初めて無観客で行われた異例の場所を振り返った

いつものような観客による声援がない中、横綱の責任を果たした。10日目に阿武咲、12日目に正代に敗れたが、最後の3日間を勝ちきった。