大相撲初場所が10日、東京・両国国技館で初日を迎えた。本場所直前に協会員に実施した新型コロナウイルスのPCR検査で力士65人が休場する事態となったが、入場可能となる午後1時になると初場所を心待ちしていた観客がぞくぞくと会場入りした。

午後2時半頃に行われた十両土俵入りでは、新型コロナウイルスの影響により休場した9人を除く、19人が土俵に上がった。東方9人、西方10人と、本来なら土俵上に力士がところ狭しと並ぶが、この日は力士同士の間隔の広さが目立った。物寂しさもあったが、観客からは大きな拍手で迎えられた。