大相撲でモンゴル出身の小結逸ノ城(28=湊)が29日付の官報で、日本国籍を取得したことが告示された。

年寄名跡の襲名には日本国籍が必要で、現役引退後に親方として日本相撲協会に残る条件を得た。

逸ノ城は鳥取城北高校をへて、13年九州場所で初土俵を踏んだ。新入幕を果たした14年秋場所では、横綱鶴竜を破って金星を獲得するなど13勝2敗と活躍。翌九州場所では新関脇昇進するなど、破竹の勢いで番付を上げていった。ヘルニアなどのケガに苦しみ、昨年初場所には十両に陥落したが、26日に幕を閉じた秋場所では三役に返り咲き、2大関撃破と気を吐いた。