ご当所場所での優勝を目指す熊本県出身の大関正代(30=時津風)が、今場所初めて連勝した。

立ち合いから踏み込み良く左を差して前に出ると、相手が前のめりになったところで反応よくはたき込んだ。「立ち合いから相手に圧力をかけられたので、最後もはたきが効いたのかなと思う。だいぶ(初日に比べて)出足も良くなったのかなと」。初日は大栄翔に敗れて黒星発進となったが、復調を印象づける2勝目となった。

昨年9月の秋場所後に大関昇進を果たしたが、同11月場所は新型コロナウイルス感染拡大の影響で東京開催だった。大関として初めて立つ九州場所の土俵。「東京とは環境も違う。いいのか悪いのか分からないが、その日の一番に集中できるようにしたい」と話した。