角界初の東大相撲部出身の東序ノ口16枚目須山(24=木瀬)が、東序ノ口19枚目若大根原(19=西岩)を肩透かしで下し、待望の勝ち越しを決めた。

四番相撲で勝ち越しに王手をかけるも、五番相撲では引いて押し出されて勝ち越しとはならず。この日の相手は前相撲で対戦経験のある相手だったが、動画サイトで今場所の取組を全て見て臨んだという。

序ノ口デビュー場所での勝ち越しに「素直にうれしいです」と言うものの「今日勝ち越したことを忘れて次の一番に臨みます」とすぐに切り替えた。今場所の相撲も残すところ、あと一番。「まだ次もあるのでいつもと同じ気持ちでいこうと思います」と意気込んだ。