株式会社HIROTSUバイオサイエンス(本社・東京都千代田区)は1日、日本相撲協会とオフィシャルパートナー契約を締結したと発表した。同社が協会員へ、がんのリスク早期発見サービス「N-NOSE」を無償提供。相撲界の健康をサポートする。

「N-NOSE」は同社が開発、提供しているがんの1次スクリーニング検査。同社によると、「嗅覚に優れた線虫という生物が人の尿中に含まれるがんの匂いを検知することを利用した」ものだという。

同社によれば、このオフィシャルパートナー契約は、ステージ1の早期がんにも反応する「N-NOSE」を親方や力士など協会員の希望者に年1回無償で提供。健康管理の一環として活用してもらうという。

同時に、社会に向け、がん早期発見の重要性を啓発することを目的としているようだ。

同社の広津崇亮代表取締役は「今回、日本が誇る伝統文化である日本相撲協会様とオフィシャルパートナー契約を締結することができ、大変光栄に思います」などとコメントを発表した。

同社を通じ、日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「相撲協会員の健康だけではなく、世の中すべての人々が健康であることが、その活動の原動力になると考えております」などとコメントした。