日本相撲協会は31日、東京・両国国技館で大相撲名古屋場所(7月9日初日、ドルフィンズアリーナ)の番付編成会議と臨時理事会を開催し、関脇霧馬山(27=陸奥)の大関昇進を全会一致で承認した。

東京・墨田区の陸奥海部屋で昇進伝達式に臨んだ霧馬山はしこ名を師匠の陸奥親方(元大関)の現役時代のしこ名「霧島」に改名すると発表した。

霧馬山改め霧島は、今年の初場所を11勝4敗、春場所では12勝3敗で初優勝を飾り、大関とりの夏場所は11勝4敗だった。この3場所で合計34勝を挙げ、大関昇進の目安とされる「三役で直近3場所33勝」を上回った。三役は計6場所で通過した。

モンゴル出身の大関は、15年照ノ富士以来6人目。過去5人の力士は、いずれも横綱まで昇進を果たしている。

【モンゴル出身の大関】

・朝青龍 新大関場所=2002年秋場所、最高位=横綱

・白鵬 新大関場所=06年夏場所、最高位=横綱

・日馬富士 新大関場所=09年初場所、最高位=横綱

・鶴竜 新大関場所=12年夏場所、最高位=横綱

・照ノ富士 新大関場所=15年名古屋場所、最高位=横綱

・霧馬山改め霧島 新大関場所=23年名古屋場所