西十両13枚目の「令和の怪物」伯桜鵬(20=宮城野)は、西十両6枚目の千代翔馬(32=九重)に寄り切りで敗れ、8勝7敗で春場所を終えた。

「ちょうど1年前に新十両になったので懐かしかった」と今場所を振り返り、「15日間取り切れて良かった」とホッとした様子。勝ち越したことを喜びながらも、成績については「全員勝ちたい気持ちで戦ってると思う。自分も準備してやってるが、勝つことも負けることもある。15日間戦いきって8勝7敗。それだけだと思います」と語った。

所属する宮城野部屋は元幕内の北青鵬が暴力行為で引退。宮城野親方(元横綱白鵬)も監督責任を問われ、今場所は同じ伊勢ケ浜一門に所属する大島部屋の部屋付きの玉垣親方が師匠代行を務めてきた。

自身も序盤戦以降は勝っても負けても取材に応じない姿勢を見せていたが、「環境の影響は一切ない」ときっぱり。

続けて「周りがいろいろ情報がある中で、集中してやりきれたのはいい経験をさせてもらった」と総括した。【阪口孝志】

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