西前頭14枚目の金峰山(27=木瀬)が大関大の里(24=二所ノ関)を突き倒して、ただ1人の1敗をキープした。立ち合いから思い切って突き上げて、相手が引いたところを一気に押し倒した。
「お客様多過ぎて。前出てよかった。自分の相撲を取ることに集中していた」
事実上の初顔合わせだった。昨年春場所5日目に対戦予定も、休場したため不戦敗に終わっていた。実は2学年下の大関は「お得意さま」。学生時代に日大の金峰山は日体大の大の里に5勝2敗と勝ち越していた。プロの世界でもその相性の良さをいかした形だった。
前日10日目は東小結の阿炎(30=錣山)に立ち合いの一瞬で突き落とされて今場所初黒星を喫した。そのショックを引きずらず大関撃破。残り4日、初優勝は確実に見えてきた。「(優勝は)そんな考えてないけど、ちょっとだけあります。優勝するために頑張ります」と言い切った。

