大相撲の大関経験者で、5場所ぶりに三役から平幕に番付を下げた東前頭2枚目の霧島(29=音羽山)が、精力的な稽古で三役返り咲きへの思いの強さをにじませた。
3日、福岡・志免町の時津風部屋で行われた、所属する時津風一門の連合稽古に参加。関取衆最多の21番で14勝7敗とし、状態の良さをうかがわせた。稽古後は「(三役に)1場所で戻ることしか考えていない」と、力強く語った。
5場所前は西前頭筆頭だった。霧島が前頭2枚目以下に番付を下げるのは、同じく東前頭2枚目だった大関昇進前の22年夏場所以来、3年半ぶりだ。大関から陥落後も常に、再昇進をうかがう成績を残していた。何よりも再昇進への意欲が強いからこそ、この日も若元春、大栄翔の両前頭と、ともに連続6番取った。敗れて、本来なら別の力士に土俵を譲るべきところでも「もう一丁」と居残り、志願の猛稽古を行った。
稽古量をこなした理由については「自分の中で納得いかないものがあった。久々に自分に腹が立ったので」と、不満となった動きを体が忘れるまで、理想を求めて稽古した。慢性的に痛めていた首は「先場所から大丈夫」といい、先場所は痛みを抱えていた手首も「問題ない」と、稽古で仕上げる以前に、体そのものの状態も上向いていることを強調していた。

