東幕下筆頭の丹治(20=荒汐)が、西十両12枚目の嘉陽(27=中村)を寄り倒しで破り、4勝目を挙げた。勝ち越しを決め、来場所の新十両昇進を確実にした。

嘉陽の左差しを嫌い、おっつけて攻めた。左に回る相手を追い、土俵際で差されても止まらない。最後は体を預けるようにして白星をもぎ取った。

勝利の瞬間は、実感が追いつかなかった。「本当に勝ったのって感じでした。うれしかったですね」。支度部屋の前では、師匠の荒汐親方(元幕内蒼国来)と握手を交わした。

3勝目を挙げてから連敗した。流れは簡単ではなかった。それでも「親方の言うことをしっかり聞いて、稽古できたのが良かったと思います」と振り返る。場所前に積んだ稽古も支えになった。「切り替える力がこれからも大事なので」と、連敗の中でも崩れなかった。

入門からは「思い通りにはいってないですけど」と言う。それでも、この一番は違う。「今日の勝ちは一生忘れないと思うので」。関取の座を確実にする4勝目。丹治にとって、大きな白星になった。

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