7月に左脚の手術を受け、2場所連続で全休した西十両5枚目の若隆景(31=荒汐)が東十両5枚目の竜電(35=高田川)に勝ち、復帰戦を白星で飾った。立ち合いから低く当たり、右を差して休まず寄り切った。
「自分らしい相撲を心がけました。本場所が始まったので集中して、体が動いてくれたと思う」。淡々と振り返りつつ、4カ月ぶりの白星を受け止めた。
5月の夏場所で2度目の優勝を果たしたが、7月の名古屋場所前に、左脚の異常を訴えた。コンパートメント症候群と診断され、左太ももの緊急手術を受けた。手術は4度に及び、処置が遅れていれば脚を切断する可能性もあった。
今場所に向けて、福岡入り後に関取衆との稽古を再開。2日の時津風一門の連合稽古、3日の朝稽古でも兄若元春らに6勝全勝とするなど回復をアピール。4日に出場を決断していた。
2場所連続の全休により、番付は十両に落ちた。事情を知る観客から大声援を受けた。「復帰まで支えてくれた家族、親方、関係者に感謝しながら土俵に上がりたい」と復帰場所をかみしめていた。

