AKB48/STU48岡田奈々(24)が12日、12日、千葉・舞浜アンフィシアターで行われた「第4回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」で、出場4回目にして初優勝を飾った。終演後に囲み取材に応じ、喜びを語った。

【写真特集】岡田奈々がV!第4回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦

「今回は主役になる」。

第1回から決勝大会に進出し、ファイナリスト(8強)になってきたが、優勝とは無縁。今回が“最後の挑戦”と決めて臨んでいた。予選1位通過で迎えたこの日の決勝大会では、EGOISTの「名前のない怪物」を歌い上げて第3組1位(古畑奈和と同率)でファイナルに臨むと、家入レオの「未完成」を堂々と歌った。「去年の自分を超えたくて、難しい曲を探していました。『未完成』はYouTubeで見つけて、ビビっときていました」。

今月に入ってからは、ボイストレーニングにも取り組んでいたという。さらに自宅の風呂やカラオケで練習を重ね「今日も本番前に2時間くらい、村山彩希ちゃんとカラオケに行って、から揚げを食べながらのどの準備をしました(笑い)。優勝できる自信はなかったんですけど、“カコイチ”練習してきたので、そこへの自信はありました」と明かした。

前回大会までは「とにかくイベントを盛り上げよう」と考えていたという。それでも、昨年7月に「エイベックス・アスナロ・カンパニー」に所属事務所を移籍し、9月発売の最新シングル「根も葉もRumor」ではセンターを務めて自信をつけたことで、「主役」への欲を増大させていた。同曲への反響も大きく「グループとしても意識が変わっている中で、今回1位を取れたことは意味があると思います」と胸を張った。

デビュー当初から、夢はソロ歌手デビューだ。「今年は、デビューして10周年の節目で、優勝もいただけたし、ソロデビューさせてくれないかな…。でも甘くはないので、『デビューさせてください』と自信を持って言えるようにしたいです」。今回の優勝の副賞で、秋元康総合プロデューサーによるソロ楽曲の提供も決まっているが「せつな苦しいバラードがいいです!」とおねだりしていた。【大友陽平】

 第1回優勝の元SKE48(現et-アンド-)野島樺乃や、第2回優勝の元AKB48矢作萌夏と、V経験者が卒業していることから、取材陣から「岡田さんも卒業を考えているか?」と質問が。岡田は「(事前番組などで)『優勝して羽ばたいていきたい』と言っていたので、メンバーにも卒業するんですか? って聞かれたんですけど。まだまだ辞めるつもりはないです! 」と卒業については笑顔で否定した。