HKT48が大みそかのNHK紅白歌合戦に初出場することが25日、分かった。パフォーマンスの質の高さやメンバー個々の活躍によるグループの底上げが決め手となった。そのほか、V6、May

 J.、SEKAI

 NO

 OWARIの初出場が決定。今日26日に、同局から出場歌手が正式発表される。

 HKT48は11年に結成。昨年3月にCDデビューしたばかり。昨年の紅白歌合戦はAKB48、SKE48、NMB48が出場。国内4つの48グループの末っ子、HKT48だけが唯一、出場できなかった。今年は人気、実力をつけてグループの底上げに成功。大舞台への切符をつかみ取った。今年の紅白は4つの48グループが出そろうことになった。

 今年は初の全国ツアーを開催。全国にその名を浸透させるだけにとどまらなかった。パフォーマンスや演出、構成など、ステージのクオリティーが高いと評判を呼んだ。専門家からも高い評価を受け、音楽業界でも話題になった。

 今年は指原莉乃(22)に追随する形で、他メンバーの活躍も光った。6月のAKB48選抜総選挙では指原が2位、宮脇咲良(16)が11位と、2人が選抜入り。80位までのランクインメンバーは昨年の6人から13人と倍以上増えるなど、HKT48の躍進が目立った。宮脇はAKB48の38枚目シングル「希望的リフレイン」(今日26日発売)で、渡辺麻友(20)とダブルセンターという大役を任された。個々の活躍がグループのレベルアップにつながった。

 HKT48以外の初出場組もほぼ出そろった。V6は岡田准一(34)がNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」に主演。井ノ原快彦(38)が司会を務める同局情報番組「あさイチ」が高視聴率をキープ。同局への貢献度が買われた形だ。May

 J.は映画「アナと雪の女王」日本語版主題歌「Let

 It

 Go~ありのままで~」が一大ブームに。SEKAI

 NO

 OWARIは、若い世代を中心に人気を博している。

 今年ブームとなったアニメ「妖怪ウォッチ」の関連曲を歌う5人組グループ、Dream5と3人組ユニット、キング・クリームソーダも企画コーナーで出演する。