日本テレビ笹崎里菜アナウンサー(27)の最終回です。母から手料理を本格的に習得中で、結婚願望も出てきました。現在は、実況班に入るラグビーワールドカップ(W杯)日本大会に集中していますが、アナウンサーとしての理想像も語りました。

ラグビーW杯に気合が入る日本テレビ笹崎里菜アナウンサー(撮影・河田真司)
ラグビーW杯に気合が入る日本テレビ笹崎里菜アナウンサー(撮影・河田真司)

9月30日から報道番組「Oha!4 NEWS LIVE」(午前4時)の月曜担当になった。最近は健康も考え、料理を始めた。「出前中心の時もありましたが、食が荒れちゃうと思って。やっぱりお母さんの味が一番。レシピを教えてもらっているのがスパゲティミートソース。もう27歳。頑張ってます」。母親以上に料理上手という父親のレシピ継承も計画中だ。「料理人になりたかった時期があったらしくて、お父さんのナポリタンは凝ってます」。

大学1年時に選ばれた「ミス東洋英和」コンテストがアナウンサーを目指した原点だ。「舞台に立って話す機会ができて、こんなに難しいんだ、って。自分の知らないことに常に興味があるんです」。アナウンススクールには通わなかったが、キー局を見学して一番印象が良かった日本テレビだけを受けて入社した。「運命」を感じている。「情報をただ伝えるのではなく、自分のフィルターを通して伝えられるのが面白い。モノ作りは嫌いじゃないです」。

笑顔でガッツポーズする日本テレビ笹崎里菜アナウンサー(撮影・河田真司)
笑顔でガッツポーズする日本テレビ笹崎里菜アナウンサー(撮影・河田真司)

具体的な将来像はあえて描かず、今はラグビーW杯に集中している。「先々の目標を立てるのではなく、目の前のことを1個ずつというタイプです」。理想の先輩は鈴江奈々アナウンサー(39)。「チューター(指導係)だったんですけど、すごく人間的に魅力がある方。お母さんの柔らかい目線もあり、エネルギッシュでもあり、癒やし系でもある」と背中を追う。

姉の出産で、結婚観にも変化が生じた。「めいっ子とおいっ子が本当にかわいい。それまであまり結婚願望なかったんですけど、自分もいつかお母さんになりたいと思うようになりました。母親目線もできるのでアナウンサーとしてもいいな、と思います」。

結婚の予感を聞くと「近々予定あったかな? なんて(笑い)。ビックリするくらいないです」。近いうちの寿退社やフリー転身もきっぱり否定する。「見本となる先輩が多くて、日テレにいるとフリーになろうって思わないと思います。居心地も風通しもいい。体育会系だけど、言いたいことも言える環境です」。今は「日本テレビ笹崎里菜アナウンサー」という道を、まっすぐに進んでいる。【大井義明】

(終わり)

◆笹崎里菜(ささざき・りな)1992年(平4)4月、横浜市生まれ。実践女子学園から東洋英和女学院大国際社会学部卒。15年入社で同期は尾崎里紗アナ、平松修造アナ。ラグビーW杯実況班では男性アナ6人に交じり紅一点。出身地横浜のお気に入りスポットは「学生時代にデートした」という「みなとみらい」。160センチ。血液型B。