秋といえば芸術ということで、秋の夜長に楽しみたい今秋に公開される話題のハリウッド映画5選を紹介します。ハリウッドでは早くも来年1月にノミネートが発表されるアカデミー賞の予想も始まっており、注目の新作も先取りでお届けします。
■「ワン・バトル・アフター・アナザー」 公開中
レオナルド・ディカプリオを主演に迎え、ポール・トーマス・アンダーソン監督がメガホンを取る「ワン・バトル・アフター・アナザー」は、9月26日に全米公開されて以降、世界中で大ヒット。日本では3日に公開されたばかりですが、早くもアカデミー賞最有力候補に名乗りを上げています。ディカプリオが元革命家を演じ、脇を固めるショーン・ペンやべネチオ・デル・トロらオスカー受賞俳優陣との豪華競演も見どころです。ディカプリオは、「レヴェナント 蘇えりし者」(2015年)以来10年ぶり、2度目の主演男優賞受賞にも期待が持たれています。
■「トロン:アレス」 10月10日公開
長編映画としては世界で初めてCGを本格導入したディズニーの大作「トロン」(1982年)シリーズ第3弾が、10日に日米同時公開されます。2010年公開の続編「トロン:レガシー」から15年、待望の新作は人類が開発した史上最強のAI兵士アレスが暴走し、現実世界を浸食するというストーリーです。現実世界で生きられるのはわずか29分というアレスを演じるのはオスカー俳優ジャレット・レトで、現実世界とデジタル世界が交錯しながらスリル満点の追走劇を繰り広げます。
■「ハウス・オブ・ダイナマイト」 10月10日劇場公開、同24日から配信
「ハート・ロッカー」(2010年)で女性監督として初めてアカデミー賞監督賞と作品賞を受賞したキャスリン・ビグロー監督の最新作「ハウス・オブ・ダイナマイト」は、10月24日からのNetflix配信に先駆けて10日より一部劇場にて先行公開されます。アカデミー賞ノミネーションのフロントランナー作品の一つとして期待される同作は、米国を標的に出どころ不明のミサイル一発が発射されたことを巡り、政府が混乱に陥るサスペンスです。「デトロイト」以来8年ぶりの新作は、骨太な社会派サスペンスが得意なビグロー監督らしい核の脅威にさらされる現実世界に警鐘を鳴らす作品となっています。
■「プレデター:バッドランド」 11月7日公開
1987年公開のカルト的人気を誇るSFアクション「プレデター」シリーズ最新作は、史上初めてプレデターが主人公の完全なる新章として注目されています。宇宙一危険な最悪の地「バッドランド」を舞台に追放された若きプレデター、デクと協力者となるエル・ファニング扮する下半身を失ったアンドロイドの少女が、予測不能の極限サバイバル劇を繰り広げます。
■「スプリングスティーン 孤独のハイウェイ」 11月14日公開
米ロック界の「ザ・ボス」ことブルース・スプリングスティーンの若き日を描く「スプリングスティーン 孤独のハイウェイ」は、エミー賞受賞ドラマ「一流シェフのファミリーレストラン」のジェレミー・アレン・ホワイトを主演に迎え、1982年にリリースされた6作目のスタジオ・アルバム「ネブラスカ」の制作に焦点を当てた作品です。メガホンを取るのは、「クレイジー・ハート」(2009年)で知られるスコット・クーパー監督で、アカデミー賞ノミネーションが期待されています。
【千歳香奈子】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「ハリウッド直送便」)





