乃木坂46、4期生の林瑠奈です。


 


 


見つけると回したくなるもの


 


 


ハンドル、中華のテーブル、


バット、会話、経済……etc


 


 


他にもたくさんありそうだが


こんなもんじゃないだろうか。


 


 


バットに関しては回すというより


回りたくなるの方が正しいけれど。


 


 


色々挙げたものの大本命はカプセルトイだ。


 


 


ゲームセンターにあるのが主流だった


カプセルトイは今や街中にあふれ、


駅中でも見かけるようになった。


 


 


そんなカプセルトイ、


一度見つけてしまったら終わりだ。


 


 


何がなんでも回したくはならないだろうか?


 


 


もしかするとここまでの意思の強さがある人は


少ないかもしれないが、


見つけると何のカプセルトイか


確認してしまう人は多いだろう。


 


 


幅広いジャンルの商品が扱われるようになった


カプセルトイは、


子供だけでなく大人への人気も高い。


 


 


むしろ、


1回300円を躊躇なく回せる大人の方が、


カプセルトイ経済を


回しているんじゃないかと思う。


 


 


そんなカプセルトイが私は大好きなのだ。


 


 


先ほども言ったように、見つけてしまったら


“回さなければいけない”


という使命感に駆られるのである。


 


 


多くのカプセルトイは1台ではなく


何台かが連なって設置されている。


 


 


見つけると、


特別目を惹くものがなかったとしても、


その中から選ばなければと思ってしまうのだ。


 


 


昔は、そのカプセルトイの


連なり自体をいくつも見比べて、


どの場所のカプセルトイに1番目を惹かれるか


吟味していた。


 


 


そして場所が決まると


どの台を回すかを考える。


 


 


価格は勿論、


どの台であればどんな商品が出ても楽しめるか


狙いを定めて冒険をするか


 


 


そんなことを頭の中で必死に考えながら


カプセルトイと向き合っていたのだ。


 


 


お金を入れ、つまみを回し、


見えないようにカプセルを開ける。


 


 


この一連の動作をするときは今でも心が躍る。


 


 


だが、高校生にもなれば


心を躍らせることはそう難しくない。


 


 


目当てのものが出なくても


また回せばいいと思ってしまう。


 


 


小さい頃はその「もう1回」に


とてつもない重みがあったというのに、


今では軽くなってしまった。


 


 


カプセルトイを回すたびに実感するのだ。


 


 


だから、自分ルールを決めてみた。


 


 


・一度に回すのは2回まで


・小銭がないときは回さない


 


 


カプセルトイを回すときの


なんとも言えない至福さは今でも健在だか


子供だからこそ味わえた特別感を


忘れないようにするためだ。


 


 


昨日、大好きなカプセルトイの新種が


並んでいるのを見つけたが、


1000円札を崩すことはしなかった。


 


 


こうやって地道に子供の心を紡いでいく。


(ニッカンスポーツ・コム「乃木坂46林瑠奈 負けるな!しょげるな!乗り遅れるな!」)