欅坂46の小池美波(21)が、今年2月に加入した新2期生の守屋麗奈(20)にアドバイスを送ります。今月16日の初の無観客・生配信ライブ開催を前に、約5年間の自身の経験を踏まえて、パフォーマンスなどの悩みに応えます。

ライブのリハーサルスタジオで距離をとってポーズする小池美波(左)と守屋麗奈(上山陽介氏撮影)
ライブのリハーサルスタジオで距離をとってポーズする小池美波(左)と守屋麗奈(上山陽介氏撮影)

-守屋さんにとっては欅坂加入後初のライブです

守屋 「欅共和国」のDVDを見てから、すごく欅坂に入りたいと思っていました。演出も、世界観もですし、頭の先からつま先まで集中して踊っているパフォーマンスが好きで。自分でも同じようにできるようになりたいんですけど、実際に動画とかで見ると、足元にも及ばなくて…。まだまだ、もっともっと頑張らなきゃな、って思います。

-後輩の守屋さんへアドバイスを

小池 初めてですし、無観客だからより緊張すると思うんですけど、やっぱりすごく楽しみにしていてくれると思うので、自分らしく楽しむ、というのを大事にしてほしいです。私はダンスが苦手だったので、とにかく自信がついてダンスを自分のものにできるまですごく練習していました。

欅坂46のポーズをする小池美波
欅坂46のポーズをする小池美波
欅坂46新2期生の守屋麗奈
欅坂46新2期生の守屋麗奈

-「自分のものになる」感覚とは

小池 踊っている時に、次の曲のことや、ここをああしようって考えないで動けてくるようになった時に、ちょっとずつ自分のものになっていく気がしました。そこから歌詞や曲の意味をさらに考えるようになって、テーマを考えて、どんどん色を足していきましたね。私はそこまでかなり時間がかかって、「アンビバレント」のあたりからやっと、苦手意識もなくなってきました。まずは練習して、自分らしく踊れるようになるのが一番だと思います。

守屋 ありがとうございます。今はまだ少しずつ、振り付けが自分の中に染みついてきている段階で、これから表現とかどうすればいいかと思っていたので、すごく参考になります!

ライブのリハーサルに臨む小池美波(手前)(上山陽介氏撮影)
ライブのリハーサルに臨む小池美波(手前)(上山陽介氏撮影)
ライブのリハーサルに臨む守屋麗奈(中央)(上山陽介氏撮影)
ライブのリハーサルに臨む守屋麗奈(中央)(上山陽介氏撮影)

-18年11月に加入した2期生も経験を積んできました。特に成長を感じるメンバーは

小池 個人的にすごく感じるのは、田村保乃ちゃんです。初めの頃はすごく苦手意識が強いのかなって思っていたんですけど、ライブを重ねるごとに自信をつけていると感じます。もともと2期生はすごくパフォーマンスと向き合って練習しているんですけど、保乃ちゃんは休憩中もずっと練習していて、私もすごい刺激を受けています。同じ曲でも、前と比べて全然表情が違います。

-新2期生から見た2期生は

守屋 リハーサルでダンスとかを見ていると、やっぱり1年以上いろんなステージに立っているから、見入ってしまうようなところがあります。単純にダンスがうまかったり、経験値が違うので表現もうまかったりして。私たち新2期生は、少しでも早く追いつけるように頑張っています。6人で「出させていただけるからには頑張ろう!」って話しています。【取材・構成=横山慧】

ライブのリハーサルで笑顔を見せる小池美波(上山陽介氏撮影)
ライブのリハーサルで笑顔を見せる小池美波(上山陽介氏撮影)
欅坂46田村保乃(19年11月27日)
欅坂46田村保乃(19年11月27日)

◆守屋麗奈(もりや・れな)2000年(平12)1月2日、東京都生まれ。18年8月、坂道合同オーディション合格。坂道研修生としてレッスンを積み、今年2月に欅坂46に配属。愛称「もりれな」など。154センチ。血液型AB。

◆小池美波(こいけ・みなみ)1998年(平10)11月14日、兵庫県生まれ。愛称「みいちゃん」。15年8月加入、欅坂46の1期生。MBSラジオ「ザ・ヒットスタジオ(火)」(火曜深夜1時)レギュラー。159センチ。血液型B。

(7月14日付紙面に掲載したものです)