乃木坂46が今日23日午後4時から、デビュー9周年記念ライブ「9th YEAR BIRTHDAY LIVE」を配信形式で開催します。1期生の星野みなみ（23）が9年間を振り返り、ライブへの意気込みを語ります。持ち前のマイペースな魅力とポジティブ思考で、10年目も「かわいいの天才」は健在です。

結成9周年を「9」ポーズで祝う乃木坂46星野みなみ（撮影・小沢裕）

11年8月、13歳の中2で加入してから9年半が経過した。「自分でも信じられないです。まさか10年後に残っていると思ってなかったですから。感慨深いです」と目を丸くした。「最初は、仕事という感覚もなくて。加入前は塾にも行ってましたし、正直、高校受験する時には乃木坂も辞めるのかな、って思っていました」と振り返った。

「よく続いたと思います。飽き性なので」と笑った。メンバーたちの人の良さが要因だという。「みんながいい人だから。女の子のグループってギスギスしてそうと思ったけど、そういうのもない」。活動の1つの節目になったのが初のソロ写真集「いたずら」（18年4月発売）。「やりたかったことが1つできた感じで、気持ちがすっきりしました。そこからはもう、毎日ずっと楽しい。自分、幸せだなって思っています」と超前向きだ。

12年1月、「AKB48リクエストアワー　セットリストベスト100 2012」初日公演にサプライズで登場した乃木坂46

「メンバーみんな、居心地がいいとは感じていると思います。『私が、私が』っていうグループだったら、私は無理だったと思うから。みんな譲るタイプで、みんなが他の子のことも考えられるからいいんじゃないかなって思います。後輩もそうなんですけど、最近だと、特に4期生は1期生と雰囲気が似ているなと思いますね。最初に選抜に入った3人（遠藤さくら、賀喜遥香、筒井あやめ）なんか、まさに」

毎年恒例のバースデーライブも9回目。今年はコロナ禍も受けて初の配信形式となる。33人でスタートした1期生は8人に。「バースデーライブでは毎回1期生だけでパフォーマンスする曲もあるので、今年もあると思います。リハーサルでは1期生みんな仲良く話してますね」と明かした。

「年齢が近い（和田）まあやとか、ちま（樋口日奈）とか、昔からよく楽屋でも話してて。うるさかったと思うんですけど、年上のメンバーに怒られたことないんですよ。みんなが優しかったからのびのびできたし、壁もなく接することができたんだね、って3人で話してます（笑い）」

18年4月、写真集「いたずら」発売記念イベントで笑顔を見せる乃木坂46の星野みなみ

後輩たちも増えてきた。「最近は、あやめちゃんとか（岩本）蓮加とかに、何かをしてあげたいという気持ちが湧いてきました」。それでも、マイペースな性格と甘いアイドルボイスで「かわいいの天才」と呼ばれる魅力は健在だ。「もうそこしかないので。まだ、そういうところを見てほしいですよね。負けないように頑張ります。今回のライブでも見られる、はずです！」と笑った。

コロナ禍でイベント開催も限られる状況だが、「個人的には、やっぱり人を入れてライブがしたいですね」と願った。8月には加入10周年を迎える。「今は毎日楽しんでいるので『楽しむ天才』だと思う。コロナもそうですけど、何が起こるか分からないから、とにかく後悔しないようにこのまま活動を楽しんでいきたいです」と笑顔で締めた。【取材・構成＝横山慧】

乃木坂46星野みなみ（撮影・小沢裕）

◆星野（ほしの）みなみ　1998年（平10）2月6日、千葉県生まれ。11年8月加入の1期生。愛称「みなみ」「みなみちゃん」。家族構成は父、母、妹。155センチ。血液型B。