女子フィギュアスケートの浅田真央(24=中京大)と姉でスポーツキャスターの舞(26)が、ともに“100点満点”のコーチぶりを披露した。

 このほど、名古屋市内で行われた「LOTTE フィギュアスケート教室」に特別コーチとして登場。キャンペーンで当選した小学生約100人を前に、真央がスパイラル、Y字スピン、ビールマンスピンを披露し、「みんなも1度は見たことがある技じゃないかな?」。舞は「じゃあ、今日はみんな、これに挑戦しようか!」と笑いを誘い、初心者が多い参加者の緊張を和らげた。

 前進歩行を教えるパートでは、2人で子どもたちの手や肩をやさしく支えて指導。思うように進めない女の子に、真央が「もう少しだけ頑張れる? 最後だから頑張ろう!」と励ますシーンもあった。参加者は「前より滑れるようになってうれしかった」「スケートが楽しいことがわかったから、これからもやりたい」と喜んでいた。

 指導後、舞が「私自身も楽しかったので100点かな」と言えば、真央も負けずに「私も100点。みんな成長が早くて、いろんな技を教えるのが楽しかった」と胸を張った。「ただ、(姉妹で)声が似すぎているので、インカムを付けていると(どちらの声か分かりづらく)難しかったですね」(舞)と反省も忘れなかった。

 子どものころにやっておくべきことについては、真央が「陸の上とは違う感覚なので、できるだけ長く、乗れるだけスケートリンクにいて滑ることが一番の上達の近道だと思う」とアドバイスした。気になる今後については、「今はどの方向に行くか、しっかり考えていきたい」。舞は「子どもに、フィギュアスケートの楽しさを伝えていきたい」と話していた。