歌手のセリーヌ・ディオン(47)が、ラスベガスのショーに戻ってくることについて語った。

 セリーヌは昨年8月にのどの筋肉の炎症を起こす病気のため、予定していたパフォーマンスを行うことができないと公式ウェブサイトで発表。音楽マネジャーの夫レネ・アンジェリル(73)が2013年12月に咽頭がんの摘出手術を受けていて、夫の治療に専念するために活動を休止することを明かしていた。そして、今年3月にセリーヌはショーに戻ってくることを発表した。

 そんなセリーヌは現地時間27日にシーザーズ・パレスのショーに復帰する予定で、「USAトゥデイ」紙に「初めに、私はここに来たくなかったの。必要ないの。勘違いしないでね。人々のために歌うことは大好きよ。でも、私には優先したいことがあるわ」「私の1番大きな仕事は夫に私たちは大丈夫だと伝えること。私が子供たちを面倒みるって。あなたは別の場所から私たちを見るの」「私たちは(医者に)何度も、あとどれくらい彼にありますか、3週間ですか、3カ月ですか? レネは知りたがっていますって聞いたわ。でも、彼らは分からないって言うの」「私は『あなた怖いの? 分かるわ。私に話して』って言うわ。それでレネは私に『君の腕の中で死にたい』って言うの。分かった。私はそこにいる。あなたは私の腕の中で死ぬのよって」と語っている。

 セリーヌは自身の1番のファンである夫のためにステージに戻ることを決めたとのこと。強く生きる姿を見せたい思いがあるそうだが、「最初のショーは、はかないでしょう」とコメントし、むなしさや笑いなどさまざまな感情があるだろうと明かした。

 セリーヌのショーをレネが会場で見ることができるかは分からないとのことだが、もし、来ることができなかった場合はラスベガスの自宅で見ることになるという。彼女の歌う姿が彼を元気づけて病気と闘う力になってくれるに違いない。【ハリウッドニュース編集部】