女優の新垣結衣（２８）とシンガー・ソングライターで俳優の星野源（３５）が共演するＴＢＳ系ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」が２０日、最終回を迎える。視聴率も上昇中で、エンディングで出演者による「恋ダンス」もブームになっている。契約結婚した２人が最後に下す決断は？　最終回を前にこれまでのあらすじと視聴率を写真とともに振り返ります。

第１話「プロの独身男と秘密の契約結婚」＝１０・２％

　同ドラマは、２０１５年に「講談社漫画賞」を受賞し、月刊「Ｋｉｓｓ」で連載中の海野つなみの同名漫画。夫が雇用主、妻が従業員という契約結婚で、２人の間に恋愛感情は生まれるのか、という社会派ラブコメディー。新垣は彼氏なし、職なしで、新妻を「就職先」に見つける主人公森山みくり、星野は３５年間恋愛経験のない契約夫を演じた。

第１話、みくりの家族にあいさつに向かう２人（（Ｃ）ＴＢＳ）

第２話「秘密の契約結婚！波乱の両家顔合わせ」＝１２・１％

　仕事として契約結婚をスタートすることになったみくり（新垣結衣）と津崎（星野源）。契約結婚のため、披露宴や挙式を避けたいが、早速、結婚式を挙げないことを周囲にどう説明するか、という問題が浮上する。

第２話、両家の顔合わせで結婚式は挙げませんと宣言する２人（（Ｃ）ＴＢＳ）

第３話「一番好きです！契約妻の突然の告白」＝１２・５％

　仕事として契約結婚をスタートすることになったみくり（新垣）と津崎（星野）。だが、自分の布団に残ったみくりの匂いに、契約結婚のポリシーが保てなくなることを恐れた津崎は、みくりに対してそっけなく距離を置きはじめる。

第３話、同僚の誘いで大人の遠足に出かけた２人。みくりが「好き」と告白する（（Ｃ）ＴＢＳ）

第４話「私、恋人を作ろうと思います」＝１３・０％

　仕事として契約結婚をスタートすることになったみくり（新垣）と津崎（星野）。だが、契約結婚が風見（大谷亮平）に露見する。２人の関係を理想的だという風見に、週１でみくりをシェアさせてほしい、と申し込まれ、津崎が動揺する。一方、みくりはある理由からまとまったお金が必要になる。

第４話、「恋人になってくれませんか」と告白するみくり（（Ｃ）ＴＢＳ）

第５話「ハグの日、始めました！」＝１３・３％

　家の中でぎくしゃくせずに済む最適な解決法として、恋人同士になろうというみくり（新垣）の突拍子もない提案に驚きを隠せない津崎（星野）。一般的な恋人同士がスキンシップとしてハグをするという行為も理解できない上、みくりには“恋人のおいしいところだけが欲しい”と小ざかしい作戦で攻め立てられ、黙り込んでしまう。ある朝、風見（大谷）宅から笑顔で彼を送り出すみくりの姿を目撃した百合（石田ゆり子）は、津崎との生活がうまくいっていないために不倫をしているのではないかと疑う。

第５話、ハグ大作戦を実施した後、語り合う２人（（Ｃ）ＴＢＳ）

第６話「温泉一泊旅行にまつわるエトセトラ」＝１３・６％

　百合（石田）が突然、津崎（星野）の家にやって来る。みくり（新垣）と津崎のためにペアの宿泊旅行券を手に入れたという。旅行という言葉に２人は当初戸惑うが、めい思いの百合の優しさを無駄にできず、新婚旅行という名の“社員旅行”へ出掛ける。訪れた温泉旅館で用意されていたのは夫婦やカップルで寝るのに最良なダブルベッド。一つ屋根の下に暮らしているとはいえ、別々の部屋で寝てきたみくりと津崎は大慌て。突然のアクシデントにも温厚に対応する真面目な津崎の姿に、みくりは昔交際していたカヲル（小柳友）を重ねる。

第６話、新婚旅行という名の社員旅行に向かう２人（（Ｃ）ＴＢＳ）

第７話「あのキスのあとさき」＝１３・６％

　津崎（星野）に突然キスをされ、みくり（新垣）は期待を抱くがその後、何もなかったように接する津崎に徐々に不満がつのっていく。そこで風見（大谷）に相談したところ、風見が思いもよらぬ行動を取る。

　そして、津崎はみくりの誕生日が１カ月も過ぎていることに気づく。動揺した津崎はプレゼント選びに奮闘する。

第７話、いい雰囲気の２人。このあとみくりが「痛恨のミス」をおかす（（Ｃ）ＴＢＳ）

第８話「離婚と実家と運命の相手」＝１６・１％

　勢いで津崎（星野）を誘ってしまって自己嫌悪に陥ったみくり（新垣）が突然、家からいなくなる。自分の行動が原因なのかと困惑する津崎だが、風見（大谷）も百合（石田）も行方を知らず、悩ましい日々を過ごす。

第８話、実家に戻ったみくり（（Ｃ）ＴＢＳ）

第９話「あの人に好きだよと言われる３日前」＝１６・９％

　津崎（星野）との別居も解消し、２人で過ごす幸せをかみしめるみくり（新垣）だが、急に積極的になり始めた津崎の態度が気になる。そんななか、津崎の会社ではリストラ問題が勃発する。そこに取引先の杏奈（内田理央）というポジティブな女性が現れる。

第９話、土産のそばを手渡す津崎（（Ｃ）ＴＢＳ）

第１０話「恋レボリューション２０１６」＝１７・１％

　お互いの気持ちをぶつけ合い、恋人同士での同居生活が始まったみくり（新垣）と津崎（星野）だが、幸せいっぱいなみくりに対して、津崎はいつも緊張気味だ。一方、百合（石田）と風見（大谷）も互いを意識し始める、という内容。エンディングの「恋ダンス」に同局の安住紳一郎アナウンサーが登場し、反響を呼んだ。

第１０話、「かわいすぎる」と声を掛け合う２人（Ｃ）ＴＢＳ

最終話「夫婦を超えてゆけ」＝２０・８％

　みくり（新垣）へ突然プロポーズをした津崎（星野）。しかし、その行動に津崎のリストラが影響していることを知ったみくりは複雑な気持ちでいた。親友の安恵（真野恵里菜）の誘いで副業をはじめたことにより、次第に本職である主婦の仕事が手につかなくなってしまったみくり。夫＝雇用主、妻＝従業員の、仕事としての結婚からはじまった２人の夫婦生活。果たして、２人が最後に下す決断とは…？

「逃げるは恥だが役に立つ」最終話のワンシーン（Ｃ）ＴＢＳ

※視聴率はビデオリサーチ調べ（関東地区）