年末に解散するSMAPのグループ唯一のレギュラー番組、フジテレビ系「SMAP×SMAP」が26日、最終回の放送を迎えた。SMAPは大みそかのNHK紅白歌合戦の出場辞退も発表しており、事実上グループとしての最後の姿となる。

 SMAP解散への経緯は以下の通り。

<SMAP解散への経緯>

 ▼15年1月 藤島メリー泰子副社長が「週刊文春」で、SMAP担当の女性マネジメント室長に「事務所をおやめなさい」と叱責(しっせき)。

 ▼同年夏 女性マネジメント室長がSMAPを引き連れた独立を計画。

 ▼同11月 中居正広、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が独立を決断、木村拓哉は12月に事務所残留を決意。

 ▼16年1月12日 女性マネジメント室長が、事務所関連会社の取締役を辞任。

 ▼同13日 日刊スポーツなどの報道で、グループ解散とメンバーの独立が表面化。事務所が協議中であることを認めた。

 ▼同14日 草なぎ剛がドラマPRでテレビ朝日系情報番組に出演も騒動に触れず。中居正広がダウンタウン松本人志と極秘接触。

 ▼同15日 騒動発覚後に収録のTOKYO FM「木村拓哉のWhat’s UP SMAP!」放送。「いつか自分の言葉で話せる時がきたら、お話しさせていただきたい」。

 ▼同17日 木村が主演映画の撮影を京都で終え、現場で藤島ジュリー景子副社長と接触。

 ▼同18日 フジテレビ系「SMAP×SMAP」の一部内容を変更してメンバー5人が生出演し、騒動についてコメント。グループ存続を表明。

 ▼同21日 都内のフジテレビスタジオで「SMAP×SMAP」収録。SMAPを励まそうと、近藤真彦の発案で食事会が開催され、東山紀之や嵐まで、SMAPと年齢的に近いタレントが集結。

 ▼同5月 ジャニー喜多川ジャニーズ事務所社長が解散を否定。

 ▼同8月13日 SMAPが、今年の12月31日をもって解散することが、分かった。1月に明らかになった分裂騒動はいったん収束し、グループ存続に向けて何度もジャニー喜多川社長と面談や話し合いを進めてきたが、メンバー間の潜在的な溝は深かった。14日未明に正式発表された。国民的アイドルグループの歴史は、デビュー25周年の節目の年に幕を閉じることとなった。

※なぎは弓ヘンに前の旧字の下に刀