3度目の出場となる島津亜矢(45)は、今回から新設された2階席手前の特設ステージで、美空ひばりの「川の流れのように」を披露した。

 「美空ひばりさんの歌なので、緊張の日々を過ごしているんですけど、与えていただいたチャンスですし、ひばりさんに近づけるようにという思いで、一生懸命務めさせていただきたいなと思います。こんな大舞台で歌わせていただくというのは本当に大きなチャレンジです」と気を引き締めた。

 本番の衣装については「白地に下にオレンジのぼかしが入っている感じ。わりとシンプルです」。今年初採用の2階席のステージについては「歌いにくくはなかったですけど、下が網になってたのでそれが怖かったです。お客さんも近いので、一生懸命歌わせていただきます」と話した。

 今年4月に故郷の熊本県で震災が起きた。被災地への思いについて「この歌はとても大きな歌ですし、そういったことにも重なる。リハーサルさせていただいても(被災地への)思いが浮かんできた」と明かした。続けて「どんなことがあっても熊本の人たちは底力があると思っています。明日の光を見て、1日でも早く元の生活に戻れることを本当に心から願っています。私もできることがあればお役に立たせていただきたい」とエールを送った。