ヒップホップMCのKダブシャイン(48)が、地下鉄車両が落書きされた事件を受け「これぞヒップホップ!!という爽快感は禁じえない」と肯定的に発言したことで、ネット上で物議をかもしている。

 複数メディアが21日、横浜市営地下鉄の車両に相次いで落書きされているのが見つかったとの事件を報じた。Kダブシャインは同日ツイッターで「もっとやれー!と言ったら怒られるんだろうな。ただこれぞヒップホップ!!という爽快感は禁じえないw」とツイートし、一部ネットユーザーから批判を浴びた。

 ヒップホップは、スプレー等で壁などに落書きする「グラフィティ」文化とつながりが深い。そのためKダブシャインは「現象として感傷に浸っただけで作品として賞賛した覚えはありません」「このピースが特別優れてるとは言ってない。今回の現象がレトロ感溢れてて懐かしい気分にさせられたという意味。それだけ」と発言の真意を説明している。

 Kダブシャインの発言をめぐり、「うわっ、ドン引き…」「頭おかしいのかな?」と嫌悪する声や、「本当に見損なった。いくらカルチャーであろうと、犯罪を分野のトップが肯定しちゃダメだ、、、」「グラフティもヒップホップの文化だからwwwって薄っぺらいこと言ってるやつらはいっぺん自分の家に壁にタギングされてみろよ」「トップアーティストが軽々しく扇動するような発言するのが、どうかしてる」といった批判が多数を占めたが、その一方で「ヒップホップは最初の成り立ちからややこしい文化だからね」「ケーダブの言いたいこともわかる」「ヒップホップは音楽じゃなくて文化なんだけどなぁ… そこを知らないやつが多すぎてこうなるんだよ」と擁護的なコメントもあった。