加山雄三(80)が18日、大阪市中央体育館で、生誕80周年コンサートを行い、シークレットゲストだった桂文枝(73)とウクレレで弾き語り共演し、「アロハ・レイ」「お嫁においで」をともに歌った。

 加山は文枝と「L(ライン)とも(友)」と言い、LINE交換を重ねている。「毎晩、(文枝から)送られてくる落語を聴いて寝てる。昨日は230本目の創作だという大阪辞典だった。落語を聴いて寝ると、気持ちがハッピーになるからいいんじゃないかな」と、元気の秘密を語った。

 一方の文枝は、子供のころ、公演会場の大阪市港区の近くで過ごしており、加山は古くからのあこがれの歌手だった。20年ほど前、プライベートで訪ねた会場で加山と知り合い、親交を重ねてきた。

 ともに好奇心旺盛で、新たなことにチャレンジするのが大好き。加山も文枝のチャレンジ精神に触発されるようで「好奇心って、尽きないよねえ」と笑った。

 また加山は、大阪のファンについて「あったかい。心がある」と言い、持論の「人生の三“感”王」についての話を展開。「人間には感心、感動、感謝の3つの“感”が大事」と話していた。

 この日の公演では、約20年前に加山が作詞、作曲して八代亜紀に送った「残り酒」を、ゲスト出演した八代とともに、初披露した。