今年で6回目となる「RUN FORWARD KANPEI みちのくマラソン」の発表会見が3日、福島県庁で行われた。

 総監督兼ランナーの間寛平(68)村上ショージ(62)福島県住みます芸人のぺんぎんナッツらが、福島県の内堀雅雄知事(53)を表敬訪問した。

 寛平は「6回目の今回は、過去最長の850キロを走り、東北各県の仮設住宅を訪れていきます」。内堀知事は「ありがとう。寛平さんの顔を見ると笑顔になれます。今回初めて、被災地の大熊町がまるまる避難している会津若松をコースに入れていただきました。これは大熊町を応援していますというメッセージであり、大いに意味があることです」と感謝した。

 寛平は4月に木から落ちて、左鎖骨や左肋骨(ろっこつ)複数箇所を骨折して全治1カ月の重傷を負った。「もう大丈夫です。よくなりました。寝ていると骨がくっつく音がするんですよ。『ちゅー、ちゅー』と」と笑いながら報告した。

 今年のスタート地点は、4月1日に一部避難指示が解除された同県富岡町。内堀知事は「スタートが富岡町と聞いて大変うれしく思います。まだ一部の住民しか戻っていませんが、ぜひ笑顔を届けて欲しい」。寛平は「仮設住宅は減っているが、復興はまだまだ。まだある仮設住宅や復興住宅を訪問して笑顔と勇気と元気を届けたい」と宣言した。