横浜市の医師とのダブル不倫を発売中の週刊文春に報じられた斉藤由貴(50)が3日、都内で会見し、不倫関係を否定しつつも、報じられた相手男性に好意があったことを認めた。

 斉藤は都内でTBS系ドラマ「カンナさーん!」収録後、白いワンピース姿で会見場に現れ、報道陣の質問に答えた。7月末、斉藤が所有する横浜市内のマンションで、妻子ある医師の男性と2人きりで会っているところを同誌に報じられた。2人で映画鑑賞後、手をつなぎながらお好み焼き店へ向かい、食事を楽しむ様子などもキャッチされていた。男性との関係については「家族全員がお世話になっている方」と説明し、不倫については「そういうことではない」と否定。一方で、好意の有無について聞かれると、「好意があるから、手を出されたときに手をつなぐことがあるんだと思う。でもやっぱり、だからこそ、ずっと家族を連れて病院に行って、何年もずっとお世話になり続けられたと思う」と認めた。

 同誌の報道では、1日おきに会うほどの親密ぶりだった。「4回も会ったかな? と思ったけど、私自身は覚えてなくて、文春の方がずっと見ていて、4回あったのなら、そうなんだろうなと」と記憶があいまいな様子も見せた。病院や斉藤の自宅ではなく、斉藤が借りていたマンションで行われていたことなど不審な点も多い。ダブル不倫を疑われていることを指摘されると、「そういうところが甘いんですね。きっとね」と脇の甘さを認めた。

 会見は午後8時15分からの予定が、ドラマ収録が長引いたため、約15分遅れてスタートした。冒頭に「15分間、お待たせしてしまいました。申し訳ございません」と深々と頭を下げたが、報道についての謝罪や、家族への謝罪はなかった。

 斉藤は94年に会社員の一般男性と結婚し、1男2女をもうけている。一方で、過去に尾崎豊、川崎麻世との不倫を報じられたことがある。報道陣から「不倫報道から『卒業』したいと思うか」と、自分のヒット曲にかけた質問が飛ぶと、しばらく沈黙して「気の利いたことを言った方がいいかなと思うけど、そういう場じゃないし、何と言っていいか分かりません」と答えた。

 斉藤は夫婦以外の異性との不貞を禁じるモルモン教の熱心な教徒でもある。「戒律に反しないのか」と問われると、無言で頭を下げながら、男性スタッフに促されて無言で会見場を後にした。